この度、診断に役立つ最新機器を導入いたしましたので、ご紹介いたします。

新規導入機器

超音波診断装置 Arietta750LE

ハイエンド超音波診断装置です。
独自のアルゴリズムにより、時間分解能および空間分解能を維持したまま連続性の高い画像を得ることができます。また最新デジタル技術により、ノイズ軽減、高精度の自動画像調整機能、全深度に対してのオートフォーカスなど、ハイエンド機ならではの機能があります。
更に、モニターが有機ELモニターとなり、明るい部屋でも使用可能となったため、エコー下バイオプシー実施時などに非常に有効かつ安全に実施することが可能となりました。

高濃度酸素治療室 ALTAS PRO 14L-F

動物用ICU 装置(高濃度酸素治療室)です。大型犬にも対応可能な大型サイズのICU装置です。3部屋を独立して管理可能なため、それぞれの動物の体調などに合わせた繊細な管理が可能です。
センサーの精度が向上し、室温や酸素濃度などの情報を正確かつ高精度に提供できます。また、酸素濃度の調整機能が向上しており、扉の開閉などによる酸素濃度の変動を抑え、安定的な室内管理が可能です。

血液生化学検査装置 NX600V IC

血液検査を行う臨床化学分析装置です。
従来機と異なり、血液をセットするとフルオートで測定します。わずか10μLの血液量で検査が可能で、6分という短時間で測定します。
高度な技術で小型化された機器のためスペースを取らず、タッチパネルにより視覚的で直感的な操作ができます。

全自動血球計算器 MEK-6550

動物の血液検査に特化した全自動血球計算器です。
測定時間はわずか60秒で検査が終了します。また計測後自動で機器の洗浄を行い、検体検知部の汚れを察知して自動で電気的に除去する機能を搭載しており、検査精度を向上および再現性の高い検査を実現します。
基準値と測定結果を一目で比較できるチャートとして表示することにより、より見やすいデータとして提供可能です。

ポータブルスリットランプ 興和 SL-19 Plus

通常、スリットランプ検査時の画像は検査実施者しか見えないため、飼い主さまへの説明時は図を描いて説明を行っていましたが、SL-19 PLUSを使用することによって診察時の画像をモニターに表示でき、飼い主さまにも直接ご確認いただけます。以前のモデルに比べ、軽量に作られており、検査実施者の負担が軽減されています。また検査報告書に画像を記載することができるようになるため、飼い主さまのご理解の向上が図れるようになり、2次病院紹介時にも有用なデータとして使用できます。(画像出典:興和様ホームページ)

手持眼圧計 トノベットPlus

動物専用手持眼圧計。従来の機器では検査者の技術的なものによる誤差が大きく相対的に信頼性が低かったのですが、技術差に左右されず再現性の高いデータが得られます。
従来の機器で時間を要したキャリブレーションは不要であり、わずか数秒で測定を完了できます。従来の機器では点眼麻酔が必要なため、それだけで数十分お待ちいただく必要がありましたが、角膜への接触がソフトなため点眼麻酔は不要となり、動物達のストレス軽減、スタッフの拘束時間の軽減に役立ちます。(画像出典:エムイーテクニカ様)

眼底カメラ シード oDocs nun

動物用眼底撮影カメラ。
フィルムの役割を果たす網膜や視神経の集まった視神経乳頭など眼の重要な構造が集まっている目の奥の部分の検査に使用します。網膜剥離や眼底出血、進行性網膜委縮などの疾患が眼底検査で発見できます。2種類のカラーフィルターを標準装備しており、フルオレセイン検査時などに有効です。(画像出典:株式会社シード様)

VOLK 倒像鏡用非球面レンズ

眼底観察用レンズ。レンズ収差を完全修正し鮮明な観察が可能になります。

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